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クラミジアが治らない!ジスロマックが効かないのには訳があった!

2019年11月06日
考えている男性

ジスロマックは初期の性器クラミジアに対して非常に高い治療効果を発揮しますが、薬を飲んでいるのに治らない場合があります。薬が効かない原因のひとつとして考えられることは、薬剤耐性菌に感染していることです。新たな抗生物質が開発されて使用が開始されると、数年後には薬剤耐性菌が発生して薬が効きにくくなるケースが少なくありません。ジスロマック(アジスロマイシン)でクラミジアの治療が成功する確率は90%で、約1割ほどは薬が効かない病原体である可能性があります。ただし薬剤耐性菌以外にも、薬の飲み方に問題があったり、クラミジアではないという理由で病気が治らない場合があるので注意が必要です。

ジスロマックを飲んでも効かない原因で多いのは、薬の成分の吸収が妨げられるケースです。消化管でアジスロマイシンの吸収が妨げられてしまうと、血中濃度が上昇せずに十分な抗菌作用を発揮することができなくなってしまいます。一部の飲食物や他の医薬品はジスロマックなどの抗生物質の吸収を妨げるので、服用時に注意が必要です。

ジスロマック(アジスロマイシン)と相性が悪い食品や医薬品は多くありませんが、一部の食品や医薬品を一緒に服用すると効果を弱めてしまう恐れがあります。薬の吸収を妨げる恐れのある食品として、牛乳や乳製品があります。牛乳にはタンパク質が豊富に含まれていますが、これは消化管で酸を中和してpHを上げることが知られています。牛乳は消化管の酸を中和することで薬の吸収を妨げる作用があるので、服用する前後2~3時間は摂取を控えるようにしましょう。

牛乳以外にも、アルコールやグレープフルーツなどの飲食物も注意が必要です。これらは薬の吸収に影響を及ぼし、血中濃度の持続時間が変化することで薬が効きにくくなる恐れがあるからです。

ジスロマックを服用する際に、下痢を起こして薬が吸収されずに排出されることで有効成分の吸収が妨げられてしまう場合もあります。下痢で薬が吸収される前に排出されないようにするために、服用前後2時間程度は食事をしないようにすることが大切です。基本的にいつでも薬を飲むことができますが、下痢で排出されるのを防ぐためには食間の空腹時に服用するようにしましょう。

薬が効かないと感じる別の原因として、クラミジア以外の感染症を併発している場合も少なくありません。淋菌に感染すると発症する淋病はクラミジアと同じ感染経路で、似たような初期症状を発症します。特に女性の場合は症状で淋病との区別がつきにくく、淋病を併発していても気づかないケースがあります。アジスロマイシンは淋病の治療にも用いられますが、クラミジアの治療とは服用方法が違います。クラミジアの治療でジスロマックを服用(1000mg単回投与または500mgを3回投与)しても淋病を治すことができないので、薬を飲んでも症状は改善されません。

クラミジアの治療のためにジスロマックを服用する場合は、薬の吸収を弱める食品や飲み方に注意を払うようにしましょう。もしも淋病が併発している場合は、先に淋病の治療を済ませてからクラミジアの治療をする必要があります。