• ホーム
  • ジスロマックの正しい飲み方は?いつまで飲めばいい?

ジスロマックの正しい飲み方は?いつまで飲めばいい?

2020年01月11日

細菌感染症に罹って抗生物質を服用する場合、病原菌が検出されなくなるまで治療を続ける必要があります。中途半端に薬を服用すると、死滅せずに残った病原体が再び繁殖して病気が再発してしまうからです。生き残った病原体の中には薬剤耐性を獲得したものが含まれるケースがあり、薬が効かなくなってしまう原因にもなります。

体内の病原体を完全に排除して完治させるためには、治療が完了するまでの間は抗生物質の血中濃度を一定以上に保つ必要があります。抗生物質が抗菌効果を発揮するためには血中濃度を保ち続ける必要がありますが、時間の経過とともに有効成分が肝臓で分解されたり、尿として排出されて減少します。治療が完了するまで抗菌薬の血中濃度を一定以上に保ち続けるために、治療期間中は毎日1~3回ほど薬を飲み続けなければなりません。もしも治療期間中に薬を飲み忘れたり、患者が勝手に判断して服用を中止すると、薬剤耐性菌が発生する危険性があります。

性感染症で重症化していなければ、入院せずに通院治療で治すことができます。確実に病気を治すためには、患者は指示された方法で最後まで薬を飲み続けなければなりません。ところが薬を飲み忘れたり、症状が改善されて薬を飲むのを中止してしまう人は少なくありません。服用してから長時間にわたり有効成分の血中濃度を保つことができれば、少ない服用回数で済むので薬剤耐性菌の発現を防ぐことができます。

ジスロマックの有効成分のアジスロマイシンはエリスロマイシンの分子の一部に窒素原子を導入したもので、長時間にわたり血中濃度を保つことができるという特徴があります。血中濃度が半分になるまで70時間弱を要するので、一度薬を飲めば3日間程度は効果を発揮します。薬の服用回数が減るので、確実に病原菌を死滅させることができます。

薬の服用回数を減らす目的で、体内徐放剤と呼ばれる治療薬が開発されてきました。体内徐放剤というのは、服用後に体の中で少しずつ有効成分が放出されることで長時間にわたり効果を発揮し続けることができる薬のことです。成人用ジスロマックSR(ドライシロップ)という薬は体内徐放剤のひとつで、最初に1回だけ飲めば7日間にわたり体内で抗菌効果を発揮します。

錠剤タイプのジスロマックでも、性器クラミジアの治療の場合は単回投与で1回だけ飲むだけです。ただし錠剤タイプのジスロマックは体内徐放剤ではないので、クラミジア以外の感染症の治療で使用する場合は数日間に分けて服用しなければなりません。単回投与ではない場合のジスロマックの飲み方ですが、成人であれば有効成分500mg相当量を始めの3日間連続で1日1回服用します。3日間にわたり、1日のうち決まった時間に500mg錠を1個だけ飲みます。薬の副作用で下痢を起こす場合は、性器クラミジアの治療であっても3日間に分けて服用します。

ジスロマック錠は体内徐放剤ではないので、正しい飲み方をしないと有効成分の血中濃度が低下して病気を完治させることができないので注意が必要です。ジスロマックの基本的な服用方法は3回に分けて飲む必要があり、3日目までは必ず毎日決まった時間に飲むようにしましょう。