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ジスロマックはいつも飲んでいる薬と併用しても平気?

2020年04月05日

他の抗生物質と比較すると、ジスロマックは副作用が出にくくて安全性が高いという特徴があります。乳幼児や妊婦でも服用することができるので、歯科も含めて幅広く使用されている抗生物質のひとつです。ジスロマックの有効成分のアジスロマイシンは他の医薬品と相互作用しにくいことから、他の薬を服用している場合でも使用できる場合が多いです。それでも併用ができない医薬品が存在するので、何かの持薬がある場合は飲み合わせによる副作用に注意を払う必要があります。

薬の添付文書にはジスロマックと併用を避けるべき薬で身近なものとして、胃腸薬(制酸剤)が挙げられています。胃腸薬の中には、胃酸を中和するためにマグネシウムなどの制酸剤が含まれている場合があります。制酸剤を一緒に服用するとジスロマックの消化・吸収が阻害されるので有効成分の血中濃度が低くなり、十分な抗菌効果が発揮できなくなってしまいます。抗生物質の血中濃度が不足して中途半端な治療をすると効き目が弱くなるだけでなく、薬剤耐性菌が出現する危険性があります。薬剤耐性菌を出現させないために、制酸剤と一緒に服用しないように注意が必要です。

胃腸薬の中には制酸剤が含まれておらず、乳酸菌などの腸内細菌が配合されているタイプの薬があります。腸内細菌のバランスを整える整腸剤であれば、ジスロマックと一緒に服用することができます。ちなみに病院や診療所で抗菌薬が処方される際に、整腸剤も一緒に処方される場合も少なくありません。

一緒に服用すると、副作用を発症する恐れのある薬があります。薬の添付文書には、抗血栓薬(ワーファリン)・免疫抑制薬(サンディミュンやネオーラルなど)・心臓の薬(ジゴシン)との併用に注意が喚起されています。抗血栓薬・免疫抑制薬・心臓の薬はいずれも持病の人が習慣的に服用する持薬で、アジスロマイシンなどの抗生物質と一緒に飲むとそれぞれの薬の効き目が強くなることが知られています。これらの薬を服用している人がジスロマック(アジスロマイシン)を飲む場合は、医師に相談をする必要があります。

抗血栓薬・免疫抑制薬・心臓の薬などの医薬品は、肝臓で代謝・分解されることを考慮した上で有効成分の量が調整されています。ジスロマックを服用すると、これらの薬が肝臓で代謝されにくくなって血中濃度が高くなりすぎてしまう恐れがあります。肝臓で分解されにくくなることで薬の効き目が強くなってしまうので、副作用を発症する危険性があります。

ジスロマックと同じ有効成分(アジスロマイシン)を含むジェネリック医薬品についても、制酸剤や抗血栓薬などの医薬品を服用している人は注意が必要です。市販の胃腸薬の多くは制酸剤が含まれているので、ジスロマックと一緒に飲まないようにしましょう。抗血栓薬・免疫抑制薬・心臓の薬はいずれも自分で勝手に判断して服用を中止することができないので、主治医と相談する必要があります。