Sean’s UU Review
“… An Education In Rebellion”
初めてUUの曲を聞いたのは2000年4月頃だったか。
その後全米デビュー6月27日と発表されるが、結局7月18日に延期へ。
日本は先行発売で7月12日。
ずいぶんと待たされていただけに期待も否応なしに大きくなる。
全11曲で約35分。
アルバム全体に満ち溢れるエネルギーとAttitudeと独自の空気感に引き込まれてしまった。
モダンでヘビィーでメロディアス。
「Metallica Meets AliceInChains」などと表されたりもしているし、
確かに「現代風」の音作りにはなっているとは感じた。
今この手の音のバンドはぞくぞく出て来ている。
しかし目新しさだけのミクスチャー・サウンドではなく、時代を、世代を越えていくことのできる楽曲。
Layne Staleyよりも呪術的なヴォーカルと思わず口ずさんでしまうメロディーとダークな歌詞。
野心と、こよなく音楽を愛するが故の謙虚さ。
そして何よりも「可能性」。
これが私がこのアルバムから感じたものであり、応援しようと決めた理由・・・。
“Live Webcast” July 22nd, 2000
www.statemedia.com
~98 Rock Presents with Linkin Park and guests~
at State theater (687 Central Avenue, St. Petersburg FL 33701)
<SET LIST>
〜Opening SE〜
An education in rebellion
Drivel
Bitter
Natural high
Until you crack
Killing the fly
South Texas Deathride
Revolution man
Trip with Jesus
Turn me on Mr. Deadman
Friend song
ずっと彼らのウワサのライヴが観てみたかった。
こんなにも早くに観られるなんて!
Webcastとうことで、画面は小さいし画像は鮮明ではなかったが、雰囲気はしっかりと伝わってきた。
両サイドにヴィデオ・バックドロップ。これは彼らのライヴのトレードマーク。
どんな映像なのかはっきり見えなかったのは残念だ。
日本時間7月23日12:40PMスタート。
オープニングのSEが流れると、両サイドのスクリーンに字幕が流れ、
“Education”とともに映像が表れる。“Drivel”ではバンドのロゴ。
そのまま一気にBryanの「C‘mon,C’mon」の声と共に“Bitter”へ。
アルバムヴァージョンよりシンプルでタイト。
軽いMCでアルバムと曲紹介後“Natural High”。
MCの後暗転しスクリーンには白黒の印象的な映像が流れ始め“Crack”へ。
Webcastのせいなのかヴォーカルはハッキリ聞こえるが、
ドラムやベースだけでなくギターも聞こえにくかった。
コーラスの声も小さかったなあ。
MCの後“Killng The Fly”
ここではコーラスもよく聞こえたし、ドラムの音もよかった。WOWWOWギター(?)も印象的。
Johnの一言MCのあとBryanのMC。「オレ達がどこから来たのか知ってるよな?」
そうなればもちろん“STDR”。
MC“RevolutionMan”を紹介。
スクリーンから映像と共に語りが流れる。銃の音、サイレンの音・・・。
きっとこの映像がハイライト的な映像なのだろう。
途中で音は聞こえなくなるしもちろん映像も動かなくなるし、曲の最後まで見れなかった。
「Thank You Very Much」の言葉とMCの後“Trip”。
「C‘mon、C’mon!」と煽った後“Mr.Deadman”へ。
「TurnMeOn!TurnMeOn!Mr.Deadman!!」と「F**kin‘Rockstar」のパートは
オーディエンスに歌わせていた。オーディエンスも反応よく歌っていた。
しゃがみこんでMCした後、“Friend Song”。
「Thank You Very Much」と言い残してライヴ終了!
アンコールは無かった。イヴェントもののせい?いつもはどうなのだろうか?
音のへヴィーさには欠けたがやはりWebcastだから限界はある。
ヴォーカルの音は非常にクリアだった。
叫ぶだけしかできない人が多いなか、「コトバ」を大切に歌うタイプだと思った。
バンド全体的としてはステージ・アクションは地味かな。
ドラムは迫力あり。
映像は使用しているが、「謙虚な」人たち、という印象。
会場が大きくなればもっと凄いものを見せてくれそうだ。
ビデオ・バックドロップ(インタヴュー参照)も「ウリ」の一つなだけに、
いつかはこの目で実際に彼らのライヴを観てみたい。
近い将来、日本でも凄まじいライヴを見せて欲しいものだ。